収入を暴露する音楽クリエイターとその稼ぎ方
最近ネット上で話題になっていた「音楽でメシ」のこおろぎさんを筆頭に、フリーランスで活動している作編曲家の人たちが収入を公開する試みが増えてきています。
このような流れはとても面白いし、音楽クリエイターの”稼ぎ方”が変わってきている今の時代にとって凄く価値のあることだなと思っています。
書いたよ >2014年1月の収益報告 収入14.6万円 平均10.5万円 http://t.co/LopXVeLok8
— こおろぎ (@Kohrogi34) 2014, 2月 2
『2014年3月 初めての活動報告』音楽素材屋 MoppySound|http://t.co/sqcs7rCyOz
— もっぴーさうんど (@moppysound) 2014, 4月 2
自分自身は人の収入とかめっちゃ気になるから、自分がまずは公開するっていうスタンスで僕も公開してます。将来的にもっともっと色々オープンになると思います。 http://t.co/wlTJd8L24r
— はやしゆう (@884yuu) 2014, 4月 2
そこで、今回は私が感じていることを簡単にまとめてみたいと思います。
”稼ぎ方”が変わってきている
従来では考えられなかったような、ネットで活動することで音楽家が収入が得られる手段が増えてきています。
具体的には、ニコニコ動画やYouTubeからの収益還元プログラムや、クラウドソーシング系のサイト、手前味噌ですがうちのオーディオストックのようなマーケットプレイスに近い形式のサイトだったりと、ネット上で活動することで収入が得られる選択肢が非常に増えてきています。
人の収入を知る機会って少ないですよね?
そのようにして稼いでいる人が少しずつ増えてきている一方、具体的な収入に関する生の情報ってまだまだ少ないと思うんです。
ですので、実際に稼いでいる人が公開する情報によって「あそこのサイトから本当に収入が得られるんだ」とか、「そういう手段があったのか私も登録してみよう」と他の音楽クリエイターにとっても非常に有意義で参考になるのではないかと思います。
自分の収入を公開するなんて、結構勇気のいることだと思いますのでなかなか凄いことですよね。
フリーランス音楽家の意識の向上
フリーランスの音楽家にとっては、制作はもちろんのこと営業や広報的なことも自分でやらなくてはなりません。
実績とネームバリューで仕事がくる先生方は別として、僕の周りの若手の音楽家の方はなかなかそうもいかないと思います。
”自分で作った音楽をどうお金にしていくのか”っていうことを音楽家自身が本気で考える時代になってきていると思いますし、考え抜いた人が成功していくんだと思っています。
こういった音楽家自身が収入を公開するという取り組みを通じて、それを見た人たちも自分たちはどうしていくのか、考えるきっかけになると思うんです。それだけでも凄い価値のあることだなと思います。
クレオフーガも音楽クリエイターの方を応援するという理念をもって活動をしている会社なので、もっともっと役に立てるサービスを作っていかないとなと改めて感じています。